ここにファイルをドロップ、または選択してください

上のツールにPDFをドロップして目標サイズを2MBに設定すると、実際のテキストデータには手を加えず、埋め込まれた画像だけを再エンコードして容量を収めます。ただし、元のPDFがどんな種類かによって結果はかなり変わります。

「容量が大きいPDF」には2種類ある

スキャンした書類・写真を貼り付けた資料は、実質的に各ページが1枚の写真データです。スキャナーの解像度が200〜300dpiでも、カラーの20ページ書類で30〜60MBになることは珍しくありません。この場合、圧縮は画像の再エンコードとダウンサンプリング(解像度を落とす)によって80〜95%もの容量削減が可能です。

Wordやパワーポイントから書き出したテキスト中心の資料は、文字がフォントの輪郭データとして保存されるため、100ページの資料でも1〜3MB程度に収まることが多いです。このタイプの資料がすでに大きい場合、原因はほぼ間違いなく埋め込まれた高解像度の写真やグラフで、圧縮はそこにピンポイントで作用します。

なぜ2MBという基準がよく使われるのか

就活サイトのエントリーシート添付、大学や自治体の電子申請システム、助成金や人事関連の書類アップロードなど、2MBは非常によく見かける上限です。スキャン書類でも十分な読みやすさを保てる容量でありながら、サーバー側の負荷とストレージコストを抑えられるちょうどよいバランスとして採用されています。メールの添付上限(Gmail・Outlookとも25MB前後)にも十分な余裕があるため、後からメールで転送する場合にも困りません。

圧縮でどこまで画質が落ちるか

スキャン書類の場合、圧縮が影響するのは主に2点です。JPEG品質を下げると、写真の過圧縮と同じようにブロックノイズが出やすくなります。dpi(解像度)を下げると、文字の輪郭がやや甘くなりますが、150dpi程度までは実用上問題なく読めます。100dpiを下回ると小さな文字がかなりぼやけて見えるようになります。テキスト中心の資料は、埋め込み画像以外に圧縮できる要素がないため、目標サイズをどれだけ厳しく設定しても文字の見た目は変わりません。

提出前に必ず確認すること

特にスキャンした書類や小さな文字が多いページは、提出前に必ず拡大して読みやすさを確認してください。エントリーシートや行政手続きの書類は再提出が手間になることが多いため、この一手間が重要です。

よくある質問

スキャンしたPDFが40MBもあるのに、Wordで作った60ページの資料は2MBしかないのはなぜですか?
スキャンしたPDFは、実質的には各ページが1枚の写真データです。スキャナーの解像度(多くは200〜300dpi)でそのまま画像として保存されるため、ページ数に比例して容量が大きくなります。一方、Wordやパワーポイントで作成した資料は文字がフォントの輪郭データとして保存されるため、ページ数が多くてもごくわずかな容量で済みます。これが圧縮の効果に大きな差が出る理由です。
圧縮すると文字が読めなくなったり画質が悪くなったりしませんか?
PDF内に実際のテキストデータが含まれている場合(文字をドラッグして選択できる場合)は、圧縮は画像データにのみ作用するため、文字はどんなに圧縮してもくっきりしたまま変わりません。一方、スキャンした書類でテキスト情報を持たない場合は、見えている文字も実は画像の一部なので、圧縮しすぎると写真と同じようにぼやけたりノイズが出たりします。圧縮前に文字が選択できるか確認しておくと安心です。
就活のエントリーシートや行政の電子申請でPDFの容量制限が2MBに設定されているのはなぜですか?
マイナビ・リクナビなどの就活サイトや、自治体・省庁の電子申請システムは、大量の応募者・申請者からのアップロードを安定して処理する必要があるため、サーバー負荷とストレージコストを抑える目的で1ファイルあたりの上限を設定しています。2MBはスキャン書類でも十分な読みやすさを保てる、よく使われる基準です。
PDFにフォントを埋め込んでいる場合、圧縮でフォントが消えたりしませんか?
画像データを対象とした一般的なPDF圧縮では、埋め込みフォントは画像データではないため影響を受けません。ただし、フォントのサブセット化や削除を明示的にうたっているツールを使う場合は別の処理になるため、圧縮後に見た目が変わっていないか確認しておくと安心です。
パスワード付きのPDFも圧縮できますか?
ファイル自体が暗号化されているPDFは、ブラウザ完結型のツールがパスワードを扱わない設計上、そのままでは内部構造にアクセスできず圧縮できません。パスワードを解除してから圧縮し、必要であれば圧縮後に再度パスワードを設定してください。